―新しい世代とこれからの未来について―
成元 ご自身が中堅の立場となった今、考え方の変化について、変わらなければならないこと、変わってはならないこと、これからチャレンジしてみたいことなどあれば教えてください。
深野 会社の中で中堅になって感じることは、会社が示す方向の中で成長し、そのトップダウンの指示も含め真面目に取り組んできてくれた方々が、今度はその指示を出さなければいけない立場になった時に、 1 人 1 人の強みや弱み、価値観、多様性を尊重しつつ、様々な人に素晴らしい会社だねって言ってもらえるような取り組みをしていくことを求められる時代に変わりましたね。トップダウンでおりてきた案件に、自分の価値観をどこまで出して良いのか判断がつかない若手の子たちに対して、私たち中堅どころがまず各々のやりたいことの意見を聞き、会社どの部分と結びつけることができることなのかを考え、提案。こういうことをしたらうちの会社のやろうとしてることと結びつくねみたいな、やっていいんだよっていう。やりたいことを、心から望んでることを会社の活動につながるように紐づけてあげて、後押しし支援してあげて、いろんなことができたり考えたりできるように、その成長を促してあげる。
成元 すばらしいですね。
深野 育成を通じて自分も成長していかなければいけないなっていうところは人事として感じます。
成元 勉強になります。では、深野さんご自身の展望を教えてください。
深野 はい。私は今、何をやってもいいよって言われてる時代だからこそ、各々のやりたいことを後押ししなければいけないって思っています。また合わせて道徳心を高めなければいけないということはすごく感じています。何かペナルティーがあるからやらないとか、評判が下がるからやらないとかではなくて、自分で正しい判断が取れるような人間にならないといけないなと思ってます。
成元 うん、素晴らしい。
成元 最後に今回のテーマ、深野さんの「初心にかえる」を教えてください。
深野 そうですね。私が初心にかえるというと、まあ入社した経緯も含めて考えると、会社の人たちと仲良くみんなで頑張っていきたいなっていうところですかね。
成元 一番いいことですよね。
深野 ありがとうございます。
成元 これで以上になります。ありがとうございました。